どーも。大雪です。
「貯蓄から投資へ」というスローガン、たまに目にしますけど、実現までは遠いなぁというのが正直な感想です。
非課税のつみたて口座や少額投資など、環境は整ってきたのに変ですよね。
ですよね、と自分で言いつつ、投資が広がらないのは仕方ないなと思っています。
まず投資のイメージすごく悪いです。
一般的な世の中では、投資は悪いことです。
犯罪ではないけど感覚としてそれに近いもの、と考えている人は少なくないと思います。
株は金持ちがやるものだし、お金の余ってる連中のゲームで娯楽でギャンブルだ。あるいは楽して金儲けしたい連中がやるろくでもないことだ。
そんな感じ。
私も投資信託やるってチラッと言ったら、「やめな!」と強く言われました
(だからそれきり言ってない)。
企業型確定拠出年金も元本保証型の人が多いらしいけど、そりゃそうです。預けたお金が減るかもしれないなんて意味わかんないでしょ。
リターンとリスクは表裏一体、なんて説明しても受け入れられるはずありません。
だって減ったらどうするの!
自己責任?
じゃあやんねーよ!(終了)
そもそも給料は上がらないのに、税金や社会保険料、さらにジワジワ物価だけは上昇するような状況で、「とれるリスク」自体が存在しないんですよ。
かっつかつですよ。
貯蓄も十分にできない状態なのに、投資に踏み出す余裕はないです。
特にいまの若者や子育て中の世代が、どれだけ経済的に不安を抱え怯えているか。
もはや最初から希望を持たず、ただ生きて死のうとしている枯れすすきのような若者も出現する始末ですよ。
だからこそ、投資したほうがいいんじゃないか?とも思います。しかしもう中年超えた世代は難しい。投資は悪という概念がしっかり根付いているからです。
だから古い世代はあきらめましょう。労力の無駄です。若者を教育しましょう。
するべきなのは、投資教育ではなく、お金の教育です。
お父さんが1人働けば、家族全員満足な生活を送れる時代は終わりました。
自衛のためにも、お金の基本的な知識をもっと広めるべきではないかと思うんです。
スーパーで買い物するくらいしか知らないのに、会社に入っていきなり
「企業型確定拠出年金だぞ、どの投資信託にするか決めろ、それとも定期貯金か?ん?」って言われても、考える土台がないし、
「会員になってお金を預ければ、日利1%の利益がもらえるよ」なんて怪しい儲け話にもおかしいと思えるだけの材料がありません。
投資なんて無理ですよ。
まずお金の基本の教育をはじめましょう。そうすれば、おのずと投資を選択する人々が増えてくると思います。
以上、おわり。